漫画家の脱税がめちゃくちゃ叩かれてるの、いかにもツイッターらしくて地獄。
なんか、「政治家の脱税は叩くくせに漫画家の脱税は擁護するのか」とか言われてるけど
まず、漫画家を擁護してる奴なんかいないのだが?
何が「擁護」だと決めつけられてるかというと、たとえば同じ業界にいる人たちが、なぜクリエイターはたまに納税漏れをやらかすのか?の理由を業界人ならではの内部事情をふまえてわかりやすく解説してるだけのツイートが「擁護だ!擁護だ!」と叩かれてる。
また、「漫画家が脱税で告発されるなら、その何倍も脱税してる政治家はどうなのか?」と言ってるだけで「擁護だ!擁護だ!」と叩かれてる。
もし本気で真面目に「脱税は悪いことであり絶対に許さない」と思ってんなら、その漫画家より遥かに多額の脱税をしててしかも見逃されてる奴がいたら、その漫画家を批判する以上の熱量で批判するのが当たり前だと思うのだが、
正義マンの脳は「他にもっと悪い事してる奴がいるぞ」は「だからこいつは悪くない」と自動的に翻訳する仕組みになってんだよな。
「こいつは悪いがあいつはもっと悪い」という構文は正義マンの脳では認識できない。
正義マンの思考回路は「どちらか片方が悪ならもう片方は必ず正義」だからな。
さらに、ツイッターで普段いつもいつも、主に「表現の自由ガー」でフェミ叩きしつつ漫画やアニメをなんでもかんでも擁護する界隈って、基本的に自民や維新の政治家は絶対に批判しないよな?
あいつらが叩く政治家はリベサヨ系の野党に限られる。
なのに、「常に漫画アニメを擁護し自民党の政治家を叩いてる」とかいう見たこともない非実在キメラが、いま漫画家叩きしてる界隈が住んでるマルチバース地球のツイッターではどうやら多数派らしい。
こっちの世界線にはそんなのいねーんだからこっちの世界ではこっちの世界の話をしてくれよ。
たしかに、額が多すぎるのと期間が長すぎるのと不動産?とかいう情報からすると「ついうっかり忘れただけ」とするには無理がありそうだが、
擁護ではなく「原因を解説」してる人々のツイートを見ると、こういうクリエイター系の職業の人がうっかり申告漏れしたり税金の仕組みをわかってなかったりするのも仕方ないと思うんだよな。
そこを周囲の出版社なり何なりの社会的な大人?がちゃんといろいろ教えてサポートしてあげなきゃダメじゃねえの?
えらそうに上から目線で「30過ぎた社会人がそんなことも知らんのか」と威張ってるツイッタラーの何割が実際に自分で確定申告とかやったことあんのかって話なんだが、
自営業とか除いて世の中の大半が会社勤めなんだから源泉徴収とかで納税は経理担当者任せ
副業とかやってないかぎり確定申告とかやる必要もないから、自分はやったこともないくせに威張ってるのがついったらーの実態なんじゃね?
田舎は勤めながら農家もやってたりするからけっこうわかる人いるけど、自分でもやったことなくてわからないくせに他人にだけ「そんなこともできないのか!」と責めるとかほんとさあ
そもそも義務教育で「確定申告のやりかた」とかちゃんと教育しないのが悪い。
学校は社会に出たらクソの役にも立たぬ学問オタクの豆知識みたいなどうでもいい内容ばかり子供達に詰め込んで、
こういう、社会で生きてくうえで必要なことは何ひとつ教えない。
税金とかは社会科の範疇だと思うけど、学校の社会科は地理と歴史しか教えない。
とくに歴史なんて、歴史オタクだけが知ってりゃいい「マニアの娯楽」にすぎぬ。
学校の授業で学ぶ学問なんてマニアの娯楽だぞ。
大学とかの高等教育ならともかく、義務教育は社会で生きるために必要な知識を叩き込む場であるべき。
たぶんかつての「ゆとり教育」ってそれを目指してたんだよな?
あれは「ゆとり教育」というネーミングが悪かった。
むしろこれまでの学校で学ばされてきた学問マニアの娯楽のほうこそ「ゆとり」がある奴だけが学べばいいのであってさ
もちろん知らないより知ってるほうが個人の人生も社会全体も豊かになるけど
生きるために必要な知識を教えないで、それを差し押いてマニアの娯楽だけ教えるのは教育制度として破綻してるだろ。