見知らぬ老婆に我が子(赤ちゃん)を太ってる太ってる言われてキレてた人はコメントが荒れて鍵かけてるっぽいんだが

年寄りが赤ちゃんに対し「太ってる」と言うのは戦後の食糧難の時代をふまえた「褒め言葉」だというのは実際そのとおりだし

俺個人としては現代のなんでもかんでも太ってるのは悪で痩せてれば痩せてるほど正義だとかいう歪んだ価値観は心底クソだと思うし

医学的にも、ガリガリ痩せてるのは不健康でちょっとくらい太ってるほうが健康的(さすがにアメリカ人とかでたまにいるジャバ・ザ・ハットのレベルの巨デブはビジュアル的にも健康面でもヤバいのだがそこまでの人は日本にはあまりいない)だし

エロ目線で見ても痩せてる女よりムチムチな女のほうがセクシーなのだがその話は誰も聞いてない。

というふうに、「太ってる」を悪い意味としか捉えない価値観は滅ぶべきなのだが、

それはそれとして、そのツイート主が遭遇した老婆はあきらかにイヤミっぽい口調で他人の子供をデブ呼ばわりしてたみたいだし

戦後の食糧難時代を体験して「太ってる」がむしろ褒め言葉だった世代の老人はもう90とか100くらいになる年代だから殆ど生き残ってないと思うぞ。

今の60とか70くらいの年代はバブルとかの時代に若くてイケイケだった世代だし、

我が同世代たる氷河期世代ももはや50代であり、若い人から見れば「老人」に見えてもおかしくない。

つまり、その老婆はがっつり「デブは悪」という価値観で染められた時代の人間でありまぎれもなく「悪口」としてデブデブ言ってた可能性が高い。

これは複雑な話で、とにかく、「太ってることは悪」という価値観がクソかつ近代特有のローカルな価値観にすぎないにもかかわらず大多数の人間が近視眼的な視野しか持たないゆえに「むしろ「太ってる」は褒め言葉」という価値観も存在することを知らないという問題がまずあって

それとは別に、俺がいつも言ってる「年代じゃなく世代で考えろよ」って問題も絡んでて非常にややこしい。