谷川DECOビートルズ問題について

これは複雑すぎてまだ脳内でまとまってないので、ちゃんとまとまってから改めて話をする予定なんだけど

取り急ぎひっかかる点についてだけ先に言っておかなきゃ気がすまない済まない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BF%8A%E5%A4%AA%E9%83%8E

まず谷川俊太郎さんという人は1931年生まれで現在92歳。

氷河期世代のジジイである俺ですら、教科書とかに載ってる人だからもう「歴史上の人物」みたいなイメージで、まさか同時代を生きてる「現代の人」とは思わなかったレベルでかなり高齢の人なのである。

となるとビートルズ全盛期にはもう30歳は過ぎてて、令和の時代の感覚だと30代なぞまだ若僧だが、昭和の30代はもうすっかりオッサンだったのであり、ビートルズとかいう「若者の流行」が当時30過ぎの「オッサン」にはどう見えていたかというと、

もはや谷川さんらの世代にとって「ビートルズもボカロも変わらん」なのではないだろうか?

ここに気づいてる人は、前回大量に引用した中で、3人かそこらしかいないぞ。

そんな感じで谷川俊太郎さんはリビングレジェンドでありながらけっして老害ではない。

むしろ反権威主義みたいな所があって若僧相手でもけっして威張ってなんかいない所が素晴らしいのであって。

そのうえ詩人として有名な人だけあって独特の文学的な言葉選びをするもんだから「人間じゃないね」とかいう普通ならdisでしかない言い回しをむしろ「褒め言葉」として使ってたりもする。

そのへん予備知識(谷川さんがどんな独特の言葉選びをするかとかそういうの)なんかなくともこの記事全体の空気を読めば「人間じゃないね」がむしろ誉め言葉なのくらいわかりそうなもんだが普通にdisとしか受けとれなくて「失礼だ!」とかキレてる奴らには本当に「なんていうか、教養.....」という感想しかない。

その「なんていうか、教養.....」の人も、その続きをちゃんと読めば「デコには教養がないからけしからん」とかそういう意味で言ってるわけではないとわかるはずなんだが、

その1つのツイートだけ切り取ってキレてる奴らはほんとどうしようもない。

さらにそのデコとかいう人も、あの世代で松山千春の名前が出てくるあたり、本当にビートルズいっさい知らないのかというとそんなことはなくて、自分に求められてる役割を察したから知らないふりしてるだけなんじゃないかという気がしてくる。

そう考えると「ビートルズ知らなくて何が悪い!」と吹き上がってる奴らの虚しさが際立つのみ。